新入職 医師 寺井 和生
研修される医療者の方々に
本年4月より三育会 新宿ヒロクリニックに入職しております。医学部卒業後、大学病院での研修から始まり、循環器専門病院での経験、大学での基礎研究、海外留学、外務省医務官としてアフリカにある在外公館での勤務、検疫官と様々なことに興味を持ち、好奇心の赴くまま進む道を選んできました。そして、この度は訪問診療、在宅緩和ケアです。
巷では継続は力なりと言われ、次々と興味が移り変わっていく様は他人から見ると奇異に映るにかもしれませんが、自分の中では何となく繋がっており、このような医師の生き方もお勧めです。
様々な分野に飛び込んでいくことは、それぞれ独自の決まり事に適応していく必要があり、それなりの苦労がありますが、今となっては、訪問診療という総合力を試される領域の中で、今までの経験が生かされているような気がします。
一方で、医師となり20年以上が経過している今でも、新宿ヒロクリニックでの診療の中で日々新たな発見があり、このような刺激のある環境に感謝しています。
在宅という限られた環境で患者のニーズに答えるために、あらゆる知識や技術を総動員して解決策を出すということは簡単そうで単純なものではなく、どのような立場の医師にとっても経験する価値は十分あるかと思います。訪問診療、在宅緩和ケアの分野で常に先駆的な新宿ヒロクリニックでの研修において、新しい発見をしていただけたら幸いです。(2018.06現在)
経歴
1994年 熊本大学 医学部卒業
卒業後、大阪大学第3内科入局
大阪大学付属病院、愛染橋病院内科、桜橋渡辺病院循環器内科、大阪府立成人病センター循環器内科にて勤務
2006年 大阪大学大学院 分子病態内科学終了
2008年 長崎大学大学院 熱帯医学専攻終了
2008年 外務省入省
カメルーン・英国・スーダンの日本国大使館に医務官として勤務
2013年 ロンドン大学(LSHTM)熱帯医学専攻終了
2015年7月 厚生労働省に出向
2016年4月より 外務省上席専門官
2018年4月より 新宿ヒロクリニック
資格など
日本内科学会認定医
日本循環器学会専門医