指導医 長谷川 幹
研修される医療者の方々に
地域で暮らす障害者、高齢者は「障害があるから」、「高齢だから」と医療者が限界を設定していないでしょうか?
脳卒中などの人は脳溢血の研究によれば、努力すると脳が活性化して年単位で改善すると言われています。80歳、90歳代の高齢者も小さな努力を継続すれば筋力などは向上します。
努力するには受け身ではなく、主体的になることが求められます。そのためには、地域の皆さまと協力して、「できない」と思っている本人の小さな楽しみ・役割などを実現することが必要です。そして、「本人の小さな努力」を継続できる地域の体制づくりに協働していくことが求められます。
略歴
1974年 東京医科歯科大学医学部卒 整形外科勤務した後
1982年 玉川病院リハビリテーション科勤務
1998年 桜新町リハビリテーションクリニック開設
2011年 三軒茶屋リハビリテーションクリニック開設 現在に至る
2018年 医療法人社団三育会 三軒茶屋内科リハビリテーションクリニック 院長
著書・学会
2009年 「主体性をひきだすリハビリテーション」著(日本医事新報社)
2015年 一般社団法人 日本脳損傷者ケアリング・コミュニティ学会 理事長