指導医(三育会理事長) 英 裕雄
研修される医療者の方々に
地域医療者として最も大切なことは、それぞれの患者さんや地域サービスが置かれている状況やニーズへの共感性だと思います。まずは患者さん等の地域社会生活の在り方を認め、それをサポートしながら、少しずついい方向に導こうとする姿勢が重要です。
しかし共感性だけでは十分ではありません。ときに力強くサポートしていくことも大切ですし、いざという時、きちんと対応してくれることも大事です。今地域は大きく変わりつつあります。その急激な変化の中で、新しい地域医療者として活躍し続けるためには、心技体のバックグラウンドを作っていく必要があります。私たち三育会では、これまで多数の在宅医療者を養成し輩出してまいりました。今後は在宅医療、外来診療、地域専門医療など、幅広い臨床能力を身に着けた地域医療者が必要になるでしょう。
「次世代の地域医療という価値」を作り続けることこそが三育会の使命と考えています。
経歴
1986年 慶応義塾大学商学部 卒業
1993年 千葉大学医学部 卒業 浦和市立病院(現さいたま市立病院)にて研修
1996年 曙橋内科クリニック 開業
1999年 医療法人曙光会理事長 就任
2001年 新宿ヒロクリニック 開業 医療法人社団三育会理事長 就任
資格など
慶應義塾大学医学部 講師(非常勤)
横浜市立大学医学研究科医科学専攻 講師(非常勤)
東京医科歯科大学医学部 臨床教授
東京大学医学部 指導医
プライマリケア連合学会指導医