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在宅医療20周年

独居で要介護|広報誌かけはし

2016年秋号 vol.033

秋号

理事長より

医療法人社団三育会 理事長 英裕雄

~独居を支える~

一人暮らしのお年寄りが増えています。全国平均で高齢者の約20%、東京都では30%、そして当院のある大久保の地域では40%近くのご高齢者が一人暮らしをしているといわれています。
そして一人暮らしの方が年々増えてきているのです。

もちろん身の回りに不自由がない方なら、問題ないのですが、年齢を重ねるごとに虚弱化が進み、引きこもりがちになっていたり、自宅内での生活にも不自由がみられるようになると、一人暮らしは様々なリスクを伴います。

食べ物も困りますし、歩行などの日常動作にも障害が出てくると、トイレに行くのも容易ではなくなり、一人暮らしも大変になります。それでも自宅がいいと、自宅療養を希望される方は少なくありません。

そうしたとき、さまざまなサービスを利用することで、無理なく生活できることを皆さんご存知でしょうか?

実は私の父も、要介護3、実家で一人暮らしをしています。ベットからの移動は手すりを使って数歩あるいて、居間に行くことがやっとという程度。

食事は配達の弁当とヘルパーさんが買い置きしてくれたり、作ってくれるものをいただいております。やや寂しい生活のように思いますが、これまで長く一人暮らししてきた父親にとって、今の療養はむしろ気に入っているようです。時々困ったことがあり、呼ばれて行くと、「ありがとう。」と言って顔をほころばしますが、用事が済めば、それ以上の介入は嫌っているようです。

「独居で要介護3」といっても自分なりの生活があると父親は言います。そして今後も自宅療養を続けることを強く希望しています。

独居の方で、がんなど重大な疾患を持っている方も少なくありません。しかしこのような方々も、訪問看護やヘルパーさんに支えられ、しっかりと生活できている方も増えてきております。実際当院では、さまざまながんの患者さんの療養をお手伝いすることが多いのですが、年々独居の方の割合が増えてきているようです。皆さん、ご自分なりの療養を全うされています。「独居だから帰れない。がんだから家に帰れない。」という時代は終わりつつある。それには地域の医療、介護力が上がっていることが背景にあるようです。

ただ、一人暮らしを続けるために、人を寄せ付けないということではいけないようです。

むしろ、頼るべきことはしっかり頼る。自らできることは自ら行う。そんな生活姿勢が大切なようです。一人でも多くの方が自宅療養をしつづけることができる日を楽しみにしております。

がん在宅療養 東京がんサポーティブケアクリニック

在宅の現場にて

内服薬の管理方法
~内服カレンダー、内服BOXの使用~

病気の治療はもちろん、痛みや吐き気など辛い症状のコントロールに欠かせないのが内服薬です。薬の効果を得るためには、正しい薬を正しい量で正しい時間に内服することが基本であり、重要なことです。

しかし複数のご病気があっていくつかの医療機関にかかられたり、ご年齢を重ねられる中で様々な症状の出現があり、それぞれに対しての薬があったり…と内服薬の種類が多くて、管理が大変だという方がとても多いというのが、訪問看護で様々な患者様と出会う中で感じることです。

そこで活躍しているのが、内服カレンダーと内服BOXです。

内服カレンダー

内服BOX

ご存じの方や実際に使用されている方も多いと思いますが、これらを使用すると内服薬が一目瞭然です。曜日・時間毎に分かれているので、薬袋から毎回取り出して確認する手間がありませんし、飲み間違いの防止にもなります。

部屋の目に入る場所に置いておくと、飲み忘れの予防にもなります。

訪問看護の場面では、看護師が伺った際に一週間分の薬をセットさせていただき、そこから患者様やご家族が確認しながら内服して頂くという管理方法をとっていることが多いです。

            

実際に使用を開始して、内服管理が楽になったという方や、正しく薬を飲めるようになったことで辛い症状がしっかりコントロールできるようになったという方も多く、日々うれしい効果を感じています。

編集後記

9月~10月は台風の被害が全国各地で大きく、地震や火山噴火といった自然災害の怖さも再認識しました。先日、当院では初めて避難訓練を実施したところです。日頃から災害への危機意識を持ち、もしも・・・の時に備えておきたいですね。次回(冬号)は1月にみなさまのお手元にお届けの予定です。ご意見・ご感想などありましたらお気軽にお寄せください。

編集責任者/芝

   

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英裕雄医師(三育会理事長・新宿ヒロクリニック院長)×向山雄人医師(在宅緩和ケアセンター長)

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