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在宅医療20周年

自分たちが受診したいかかりつけ医療機関|広報誌かけはし

2015年夏号 vol.029

夏号

理事長より

医療法人社団三育会 理事長 英裕雄

盛暑の候、皆様いかがお過ごしでしょうか?
東京も梅雨が開けて、真夏日が続いています。
皆様くれぐれも熱中症や脱水などに気を付けていただき、健やかな夏を過ごしていただければと思います。

さて、本年度に入り当法人は大幅なスタッフ増加をしました。長年癌研有明病院で緩和ケアに携わられ、緩和ケアセンター長を務められた向山雄人先生のご入職、そして非常勤ではありますが、整形外科専門医の中西勇人先生、長年東京都長寿医療センターで骨粗しょう症診療に携われた宮本恵成先生はじめ、看護師、理学療法士、事務、アシスタント、さらに臨床放射線技師、ケアマネージャー、管理栄養士などの方々にご参加いただくこととなりました。

さらに当法人では、「自分たちが受診したいかかりつけ医療機関」を目標に新宿ヒロクリニックは移転して、6月15日より外来業務検診業務を充実しました。自分たちが、がんになった時、自分たちが難病になったり、自分たちが高齢者になった時、必要な医療とはなんだろうか?必要な支えとは何だろうか?そう考えた結果が今回の移転に結びつきました。何でも相談できる。なんでも頼れる。そんな医療機関になりたい。障害がない時には予防や健康相談、障害があってもリハビリや通院介助を受けながら、かかりつけ医療が受けられる。そしてさらに障害が重くなったら在宅診療・・と、一貫してかかれる地域医療機関になること。

それが今回の移転の目的です。

外来、在宅ともにサービス内容の充実を図り、もともとの24時間365日対応もさらに充実させ、外来の患者さんにも提供していくことにしています。

でもこのような医療機関には、明確な受診動機がなくなると言われます。実際どんな困ったことに答えてくれるのかわからない。どういう目的で受診すればいいのかわからない。といわれることがあります。さらに遠すぎて通えない。という声も聞こえてきます。

私たちがおすすめするのは、まずは老人健診や主治医意見書作成などはお任せいただきたいと思っております。また骨粗しょう症認知症対応、リハビリテーションなどによる介護予防や介護悪化予防、がんの療養相談などにご利用いただければと思います。

もちろん外来では、その他日常的にお困りのこと全般に対する対応を行ってまいります。お気軽にご相談ください。そして在宅患者さんにとっては、向山雄人先生の往診をはじめとした緩和ケア医師の訪問や整形外科専門医の訪問診療なども開始しました。

また今後は外来への送迎サービスや自宅での整形外科診療やレントゲン検査や検診なども開始していきたいと思っております。まだまだ第一歩を踏み出したばかりで、今後皆様にはいろいろご指導ご鞭撻いただければと思っております。何卒、宜しくお願い申し上げます。

外来のご紹介

骨粗しょう症について

現在の高齢化社会において、骨粗しょう症の診療は大変重要な分野となってきております。生活レベルの維持、骨折・寝たきりの予防などのためには定期的な骨密度の測定、必要に応じた骨粗しょう症治療が欠かせません。当院ではDEXA法と呼ばれる骨密度測定装置を導入しており、総合病院と同レベルの信頼性を持った検査が可能です。当院では各患者様に最適な骨粗しょう症治療を提供できるよう取り組んでいきたいと思います。

当院の骨粗しょう症外来

医師 宮本恵成

検診のおすすめ

当院では新宿区および中野区の区民検診を受託しております。国民健康保険もしくは後期高齢者医療証をお持ちの方はぜひ、ご利用ください。(一部自費。なおご利用に際しては、あらかじめ区からの検診票が必要になります。詳しくはお問い合わせください。)

また新宿区中野区以外の方や他の健康保険をお持ちの方は、実費になりますが、当院では安価に対応します。ぜひご利用ください。

高齢者(65歳以上)の方には通常の区民検診のほかにCGA(高齢者総合機能評価)、さらに、必要に応じて骨密度検査、頸動脈エコー検査を行いながら、骨折リスクのほかに、認知症や廃用リスク、さらに動脈硬化リスクなどを評価しながら、栄養改善や生活改善さらに治療を総合的に行ってまいります。(一部自費) これらを受けられることで介護状態になることを予防する効果だけではなく、適切な介護サービス利用などにも活用できます。

また、当院での検診受診のご高齢の方にはよりそいコール(緊急時電話相談および往診)のご利用も可能ですので、ぜひご活用ください。

なお、送迎が必要な方は、当院は駐車場も完備しており、往診車などを利用した送迎サービスも行いますので、遠慮なくご連絡ください。

費用一覧

検診内容

  • 問診
  • 採血
  • 採尿
  • 心電図
  • 胸部レントゲン検査
  • 骨密度検査
  • 頸動脈エコー検査
  • CGA検査

緩和ケア内科外来より

医療法人社団 三育会 新宿ヒロクリニック 在宅緩和ケアセンター長 向山雄人

32年間、都立やがん研究会という公的立場のがん専門病院で素晴らしい指導医、同僚、各職種の方々に支えられつつ、腫瘍内科医・がん緩和ケア内科医として、抗がん剤治療、緩和ケアを行い5000名の患者さんを看取って参りました。

そして4月から、がん診療医として最後の夢であった在宅がん緩和ケアを、都内で最もアクティブな在宅医療を行っており、がん専門病院時代に私の患者さんも大変お世話になったヒロクリニックで始められた事を嬉しく思うと同時に、1日も早く在宅診療を極めること、さらにクリニックが新たな在宅医療を発信する時期に入っていることなど、心が引き締まる毎日です。

幸い、ヒロクリニックで各職種・全スタッフが患者さんとご家族のために日々真摯に向き合っている姿を見て、どのような困難であろうと、皆で力を合わせれば何でもできると確信しています。

さて、私が専門としてきた抗がん剤治療とがん緩和ケアに関して、前者は着実に進歩し続けていると思いますが、後者に関しては国が「がん対策基本法」「がん対策推進計画」の柱(図1)にしているにも関わらず遅々とした歩みと言わざるを得ません。今まで頑張って実践し啓蒙して来た医師として残念であり責任も感じております。

図1

緩和ケアは「がんと診断された時から患者さんとご家族が抱える身体や心などのさまざまなつらさ・苦痛(全人的苦痛:トータルペイン)をやわらげ、より豊かな人生を送ることができるように各職種がチームで医療・介護を提供する」がん診療の柱の一つです。(図2)

図2

2002年の世界保健機関(WHO)の緩和ケアに関する提言(図3)や、米国トップレベルの病院であるマサチューセッツ総合病院から研究報告(図4)など、緩和ケアは世界中で診療・研究・教育・啓蒙活動が進められています。

図3

図4

今後、6月に大久保へ移転した三育会・ヒロクリニックでは、在宅診療と外来診療で患者さんとご家族に適正な緩和ケアを提供する体制を強化すると同時に、医療機関から見放された「がん難民」と呼ばれる患者さんにも最良の医療を提供することを目指して行きます。(図5, 6, 7, 8)

図5

図6

図7

図8

がんのつらさ・苦痛に悩まれている時は、ぜひクリニックのがん相談外来を気楽に受診して下さい。スタッフ一同、ベストを尽くします。

編集後記

7月も後半に入り、やっと梅雨明けして夏本番の暑い時期になりました。この時期は暑さで体調を崩される方も増えています。ご高齢の方などは、屋内にいても熱中症になってしまうこともあるそうです。エアコンや扇風機などを上手く活用して、くれぐれも体調管理にお気を付けください。

編集責任者/芝

   

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ドクター対談 第1回

ドクター対談

英裕雄医師(三育会理事長・新宿ヒロクリニック院長)×向山雄人医師(在宅緩和ケアセンター長)

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